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SAROMAN BLUE 鈴木健司

SAROMAN BLUE 鈴木健司

10サロマ湖100kmマラソン完走記~第1章~

中標津空港受付湧別町


今回のサロマ湖は根室中標津空港入り!

北海道猛暑の情報は、先入りしたKさんから入っていた!

『こちら最高気温34℃です!』実際の北見はなんと37℃!

明日はどうなるのか?不安でいっぱい・・・。

根室中標津空港からは189キロの道のりだったが、網走経由・3時間弱で湧別入り!

アシックス・ザムスト・GONなどのメーカーさんにご挨拶をして、悠林館に向かう!

悠林館にて


今回のメンバーは10名!

仕事の都合や、体調不良で参加できなくなってしまった方々もいて、その分も頑張らなくては!

事前の準備リストを紹介しよう!

2010-06-25 06:27:30

サプリメントについての変更点は、

スペシャルドリンクの

『ワイルドビーン×2』×『フィードバックプロテイン』

また、ショッツはフラスク利用を増やし80キロのスペシャルに3つ目を用意した。

後半はフラスクをウエストポーチに2つ入れるようになる。

そして54キロの着替えエイドステーションには

ベスパEX80とOS1ゼリー(スポーツルートの販売なし・お客様からのご紹介)を投げ込み

ウエストポーチの入れ替えと同時に摂取を予定した。

他のサプリメントに関しては大きな変更はなし!

ベスパハイパー・ベスパオーカニック

メダリストアミノダイレクト5500・塩熱サプリ

そして主食のショッツエナジージェルだ!


CS-16


スタイル 続いてウエアリング!

野辺山からの変更点は、

頭からサンバイザーをやめてニコちゃんバンダナへ!

これは皆さんに見つけてもらい易いように

サロマ湖はやっぱりこれでしょ!となった。

続いてアンダーシャツは

ファイントラックから肩バランスアップアンダーへ!

後半の腕振りには必須アイテムだ!

腕のアームウォーマーは

暑い予報からスタート時はなし、54キロに預けた。

後半には同然長袖を用意。

54キロまでの流れでピックアップ。

もしくはアームウォーマーだけを判断する。

足元は変わらずシルク5本指にCEP!そしてNEWTONは定番となった。



当日の最高気温予想が32℃。これは久々にサバイバルなサロマ湖になりそうだ。

しかし暑さに弱い自分。2001年2002年の連続リタイアは、暑さに負けた。

この2年間を完走せずにサロマンブルーを達成していたので

厳しい時のサロマ湖で絶対に完走したい!と言う気持ちでスタートを向かえた。

お客様
お客様



スタートラインのランナー1午前5時スタート!

スタートブロックはサロマンブルーと陸連登録の部で一番前。

スタートラインまでは16秒だった。


今年は口蹄疫の影響もあり、スタートの湧別町ではあちこちに石灰消毒が。

地元の協力により、無事開催してもらえることに感謝してスタートを切った。


深い霧が立ち込めた昨年と違い、薄い雲が出ているものの、ヒンヤリとした空気はない。

この後の気温の上昇だけが気に掛かる。



いつもの場所3キロ表示に気が付き、タイムは16分20秒。

あらあら早過ぎ?抑えていかねば。

暑くなるのを覚悟してペースを刻む。

野辺山では、心拍数を気にし過ぎたので自分の感覚を優先させた。


今年もたくさんの方から声を掛けて頂く。

クリニックに出てくれた方や、ベテランランナー

そしてブログをチェックしてくれている方!

目指すゴールは同じ!頑張っていきましょう!


ここで初めての方にお伝えしたのは、暑さ対策!

自分の富士五湖・野辺山の経験から

『なるべく外から冷やしてくださいね!あまり水ばかりだとお腹にくるので!』と伝えた。

水分はもちろん摂らなくてはいけないが美味しいからと

たくさん飲むとやはり固形物が食べられなくなる。

自分自身も後半苦しんだ2つのレースだったので今回は教訓を生かしたい!



スタート付近まで戻って来ると、約3キロ。

僕の走り位置は基本はセンターライン上。ここならばたくさんの方から見つけやすい!

会話を楽しみながら進んでいた。


周辺にはグランドブルーのランナーもちらほら。

これは僕が速いから?とか思ったが、ただ前からスタートしただけだと勘違いを確認した。


5キロはどのくらいかな?と思いながら走っていたら、通り過ぎたことに気付く。

あとから確認すると、

5キロ  30分40秒


実際は10キロで確認すればいいやと切り替えて、竜宮台に向けた直線道路を走る。

あの遠くの森を越えれば10キロとなる。

途中にも『ブログ見てます!』『野辺山ではお疲れさま!』と、たくさんのランナーと話した。

竜宮台を目指して



5キロの給水は普段は摂らない。ペース作りが優先なのだ。

しかし今回は確実に暑くなるのが目に見えていたので、立ち寄ることに。


そこで考えた。


いつもは水!水!水!と真水ばかり!

汗を掻く量を考えたら、スポーツドリンクの方がいいかな?と、水を止めてみた。

そして塩熱サプリを口に入れて、スタート!

さらにショッツを流し込んで、エネルギー補充完了だ!



空を見上げると、薄く広がった雲の上間から陽射しが顔を出す。

真っ青な青空が出ていないだけいい。

これからの暑さを考えると、この状態がなるべく続いて欲しいものだ。


今回で18回目となるサロマ湖。今日の気温から過去のリタイアは頭から拭えない。

特に50キロで脚が止まった2001年。

45キロ過ぎの被り水がなくなり、その場にグッタリと座り込んだ。

そして応援部隊が来ていたので、リタイアの誘惑に負け、携帯電話を手にしてしまった。

なんとか50キロまでは進んだが、その先を目指す気力はなかった。

そんな苦い経験から、携帯電話を持つのは止めた。


しかしリタイアした理由は、被り水がなかったからではない。

自分に力が足りなかったのだ。

暑い中での練習、我慢する気持ち。

あそこまで走ろう!行けるまで行こう!の気持ちが足りなかった。


翌年からはリタイアの教訓を生かし2003年から2009年まで連続完走!

2005年にはサロマンブルーを達成した。


しかし、まだ真のサロマンブルーメンバーにはなっていなかった。

あの暑い、2001年、2002年のような暑さはないのだから・・・

あのサバイバルレースを乗り越えてこそ

真のサロマンブルーメンバーなのだと感じていた。



ようやく森が近づき10キロを迎えようとする。

すると、見覚えのあるチームコアの赤いノースリーブのランナーが近づいてきた!

チームコアと言えば、2年前の富士五湖の志村さん!

そして先月野辺山での渡辺さん!そして今回は単独参加の石原さんの登場だ!


噂にはとても速いランナーと聞いていたが、随分ゆっくりですね。

聞くとなんと疲労骨折しているらしい・・・なんとも無茶しますなぁ。

また後日談では制限時間を14時間と思っていたらしく、スタート直前に気がついたと言う。

脚を考えて自重しているにしても、あっという間に見えなくなってしまった。


10キロ   1時間01分10秒  30分30秒


10キロ過ぎ10キロをこんなタイムで走るのは

サロマ湖では93年の初出場の時以来ではないか?

それでも無理はしていないので、キープキープ!


ショッツをグイッと飲んでから、給水を迎えた。

ここでもスポーツドリンク!

そして早々にバンダナを外し、水で濡らした。

被る前にタイツに掛けて冷やす!首を冷やす!

最後に頭に被り、いつものスタイルに戻った。


この先は2.5キロごとの被り水は欠かせない。

シューズ&ソックスは濡れても良いように

シルク5本指&CEPにした。



ワイナイナ!?折り返して来て20キロの計測ポイントに近づくと

向こうからトップのワイナイナ選手が

スゴいスピードで駆け抜けて行った!

写真もご覧のように捉えられず!(笑)

しばらく空いてから、トップ集団。

そして同宿の北海道のKさんや

同行しているゴール後最終便で帰る加山さん!

そして竹田さん、小高さんとすれ違った。


段々と折り返しの人数が増えてきている。逆光も重なり写真は撮れない。

相変わらずセンターライン上を走り、知り合いを見つけてはハイタッチ!

互いにエールを送った。



まもなく竜宮台。タイムからして結構前の方だ。


折り返してまもなくすると15キロとなる。


15キロ  1時間32分35秒  31分24秒

ここまでかなり順調!

まったく無理もせずに刻めているペース。

補給も積極的にして、ショッツのフラスクは半分なくなっていた。

15キロからの補給には、メダリストアミノダイレクト5500を注入!

これをスポーツドリンクで流し込む。


20キロ過ぎ陽射し背中から受け、ほぼ無風の状態に。

毎年この辺りはこんな感じになる。

それが30キロ過ぎまで。

再び折り返してくると、大量に掻いた汗が冷えてくるのだ。

とりあえず、給水では足元を冷やす!

ホントにずぶ濡れだ。


折り返しを目指すランナーがまばらになってくるまでは

知り合いを探しているので、時間と距離が進むのが速い。


20キロ   2時間04分08秒  31分33秒

2010サロマ湖0-20km


20キロ水掛け祭り!最終ランナーを見送り、いつも立ち寄るトイレが近づいてきた。

往路の12.5キロ地点。被り水があり、トイレが4つだったかな?

遠くから観察していると、右のトイレから出てくるランナーはいない。

しばらく行くと、2人ほどコースに戻っていく。

こちらはまだまだトイレタイムではなかったので、通過する予定。

出てくるランナーを見て、向かうランナーも居たが

横を過ぎる時には1人待ちだった。

やはり穴場かな?

天候は時折雲が出て太陽を隠してくれる。

長い時間ではないが、涼しく感じさせてくれる。

そして25キロを迎えた。



25キロ  2時間37分12秒  33分03秒


怖いくらい順調だ。

カラダに聞いてみる。違和感はないか?

特になし!

どちらにしても休憩が増えてくるのだ。

貯金を食い潰す時間が必ず来る。無理はしていない。


25キロ手前すると後方から有美さん登場!


昨年は前日の食べ過ぎ?寒さから冷えた?かはよくわからないが

35キロ過ぎからトイレに行きまくり、ロスした時間は1時間!

だと言うのに、12時間20分くらいで帰って来るのだから、やっぱり速い!


昨年は10キロ過ぎに抜かれたが、今年は少し抑えている様子。

さらにストッパを武器に対トイレ対策は万全のようだ。

たまにしか並走できないので記念写真!

頑張ってください!



第25回サロマ湖100キロウルトラマラソン完走記~第1章~

第25回サロマ湖100キロウルトラマラソン完走記~第2章~



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